こんにちは、たかはっさんです。
映画『教皇選挙(Conclave)』を観ていて、ふと思ったんです。
「あれ、枢機卿たち、何食べてるんやろ?」
そう、誰が教皇になるかという“神の導き”を決める場において、
彼らは何を食べ、何を味わっていたのか。
食いしん坊としては見逃せないポイント。
というわけで今回は、「コンクラーベの食事事情」を真面目に妄想してみます。
🍞 コンクラーベの実際:食事は“慎ましく、しかし丁寧に”
映画ではチラッとしか描かれませんが、
実際のコンクラーベ期間中、枢機卿たちは**バチカン内の「サンタ・マルタの家」**に宿泊します。
食事は修道女たちが用意し、内容は以下のようなものとされています:
- スープ(野菜またはコンソメ)
- スパゲティやパスタ料理
- 小さな肉料理(鶏のグリルやケバブ風)
- ゆで野菜
- パンと果物
- ワインは控えめ、あるいは無し(祈りの場なので)
まさに**「慎ましい中に整った品格がある」**メニュー。
豪華ではないけど、雑でもない。
修道院の伝統と健康への配慮がにじむ内容です。
🎬 映画『教皇選挙』の食事シーンは何を語る?
映画『教皇選挙』では、枢機卿たちが食事を共にする場面が登場します。
料理自体の描写は控えめ。
しかしその食卓では──
- 小声で交わされるささやき
- 無言の圧
- 遠回しな同盟の誘い
といった、**「政治の匂いをまとった静かな時間」**が流れています。
つまり食事シーンは、
単なる栄養補給ではなく、
**“沈黙の交渉の舞台”**として機能しているんですね。
🍷 聖と俗のあいだにある「食べる」という行為
教皇を決めるという、地球上でもっとも神聖な政治的プロセスの裏に、
こんなに人間くさい「食」の営みがあるのは、なんとも興味深い。
誰がどの料理に手を伸ばすか。
誰と向かい合って座るか。
誰が手を止め、誰が食べながら話しかけるか。
それだけで、この先の世界のかたちすら変わるかもしれないのです。
食べるという行為は、祈りと同じくらい、時に重い。
🧑🍳 たかはっさん流・「聖なる献立」妄想レシピ
勝手に妄想して作るならこんな献立です👇
- 白いんげん豆とキャベツのスープ(心を静めるあたたかさ)
- レモンとハーブの鶏のロースト(華やかすぎない香り)
- オリーブオイルと塩だけの野菜の蒸し焼き
- 全粒粉パンとぶどう(最後の晩餐リスペクト)
- ノンアル赤ワイン or グレープジュース
料理そのものより、そこに流れる空気と会話の沈黙こそが味わい深い。
✅ まとめ:教皇選挙の食卓は、沈黙の物語を語っている
食べるって、ほんまにおもしろい。
だって、どんなに神聖な場でも人は腹が減るし、味を感じる。
その“味”の奥に、権力も欲望も、祈りもある。
映画を観ながら、食卓の湯気にまで注目してみると、
また違った「物語のうま味」が見えてくるかもしれません。